Archive for 9月, 2014

安全に使える収納を考える

住まいのバリアフリーを考える時、段差や階段について、色々考えていくことが重要になってきます。しかし、高齢になったり、体が不自由になったりした時、行動するのに困ったり、危険が伴ったりするのは、段差や階段だけではありません。例えば、収納です。高い位置から物を出し入れしたりすることがあります。踏み台を使い、大きなものや重いものを出し入れする時、姿勢が不安定になり、バランスを崩し、転落してしまうこともあります。それだけではなく、収納の奥行きが深い場合もバランスを崩しやすくなります。

私の友人が住まいを新築する時、高齢の父親が杖や手摺を使って、移動するので、できるだけ、室内を片付けておきたいと思い、適当な場所に適当な容量の収納を設けようと思いました。万が一、車椅子になったとしても、できるだけ、スムーズに移動できるように、家具も最低限にとどめたいと思いましたので、LDKにも収納を設けました。彼女の友人は、ダイニング階段下を利用して、かなりの容量の収納を設けました。しかし、奥行きが深いため、奥の物を取り出す時、かなり不安定な姿勢になってしまいます。少し重い物を中腰で取り出したり、背伸びして取り出したりすることも多いそうです。

先日、中腰で、奥に収納した花器を取り出そうとして、ぎっくり腰になってしまいました。その話を聞いて、彼女はLDKの収納について、無理なく手が届く高さにするだけでなく、あまり奥行きを深くしませんでした。収納しているものがすぐ見つかり、無理なく、出し入れすることができます。住まいの中を片付けるのに、収納が必要ですが、単に収納量を増やすだけでなく、まず、必要なものを見直したうえで、分かりやすく、取り出しやすい収納が求められていきます。特に、高齢者や体が不自由な場合は、それぞれの収納をよく考えないと、死蔵したり、収納できなくなったりします。
それだけでなく、怪我を誘発してしまいます。

雨の日対策

住まいを新築する時、限られた空間ですが、明るく、開放的な住まいにしたいと思います。そのためには、生活動線をよく考えて、適所に集中収納を作ることが有効です。住まいの顔として、すっきり片付いていて欲しい玄関は、その意に反して、案外、雑然と散らかり、汚れも目立つ場所です。子ども達が帰宅すると、一気に人数分の靴が脱ぎっぱなしになり、野球道具やサッカーボールなどが置きっぱなしになっています。これが、雨の日になると、濡れた靴や傘で、玄関土間は濡れてしまい、泥などで汚れてしまいます。湿度が一気に上がってしまいます。

私の友人が以前、分譲マンションに住んでいた時、シューズボックスはそんなに大きくなく、また、玄関土間も狭いので、3人の子ども達が帰宅すると、靴が散乱します。玄関土間と玄関ホールは段差もありませんから、靴が玄関ホールにまで上がり、泥も上がってしまいます。雨の日には、濡れた靴だけでなく、傘もレインコートも置いていますから、かなり湿度が高くなってしまいます。

そこで、住まいを新築する時、玄関土間を少し広く取って、一部にシューズクロークを設置しました。玄関を入ると、家族は直接、シューズクロークに入って、そこで靴を脱ぎ、オープン棚へ収納するようにしました。お陰で、玄関土間に靴が散乱することがなく、いつもすっきりと片付いています。しかし、オープン収納にしたので、どうしても、臭いが気になりますから、ハイサイドライトをつけました。しかし、雨の日にはこの窓も閉めますから、雨の日などは思った以上に湿度が上がってしまいます。梅雨などの長雨の時期には、収納棚の奥や靴自身にもカビが生えてしまいます。

最初から換気扇を設置すれば良かったと思いました。
最近は、小型の除湿乾燥機を購入して、設置しました。雨の日だけ、稼働することで、翌日、靴も傘もレインコートも乾いていて、気持ちよく使うことができます。

Copyright © 2017 学ぼう家造り!. Search Engine Optimization by Star Nine. Distributed by Wordpress Themes