アンカーボルトが耐震性を左右する

住宅の基礎部分と土台をつなぐのがアンカーボルトと呼ばれる金物です。
このアンカーボルトはとても重要なパーツで、所定の位置にきちんと付けられなかったり、基礎の中央からずれたりするだけで、土台と基礎との連結が不十分になるだけでなく、耐震性に問題が生じます。

アンカーボルトの位置は、建物隅部分、土台の継ぎ手部、筋交いや構造用合板をつける柱の両側を目安に、その他は2メートル間隔で取りつけなければなりません。
基礎伏図の中に、きちんとアンカーボルトの位置が記載されていないことが、トラブルの原因ともなります。
中身の薄い図面は、アンカーボルトを示す時に目印程度の小さい点を用いるということも少なくありません。

また、基礎伏図そのものが存在しないという場合もあります。その際の施工は、現場の作業員によって全て適当に行っていることになります。
あらかじめアンカーボルトを鉄筋に固定しないで、コンクリートを流し込んだ後で埋め込む施工方法を行うと、高さや位置のずれが生じやすくなります。
ずれが生じやすい状態を「手植え」「田植え」などと言ったりしますが、この状況は避けねばなりません。
もし、コンクリートを流し込んだ後でアンカーボルトの位置ずれや不足が分かったら、接着系アンカーというものを用いて補強することができます。

実際には使用せずに固定できるのが理想的ですが、このような補助用具やアンカーボルトの固定位置を知っておくだけで、現場を訪れた時もスムーズにチェックが出来ます。

ハウスメーカーVS工務店

家造りを始めるにはまず依頼する業者を選ばなければなりません。大手ハウスメーカーから地域に密着した工務店まで併せると数多くの業者が存在します。その中で自分達に合った一社を選び出すというのは容易なことではありません。まずはそれぞれの特徴を知ることから始めてみるといいでしょう。

ハウスメーカーは、会社としての規模が大きく、社会的ブランド力を持っています。カタログやモデルハウスなど家造りのイメージを湧かせるための材料が豊富に揃っています。工場生産で出来上がった部品が基準となるため、寸法などの変更がしにくく設計の自由度が限られてしまうこともあります。しかし、モデルケースを多数持っているため、その中からプランを選ぶことができ、部材も工場生産のため早く、施工もマニュアルに従うため時間がかかりません。金額は、広告宣伝費やモデルハウス維持管理費などさまざまな経費が建築費に上乗せされてしまうので、価格がどうしても高めになってしまうのです。

工務店の特徴は、ハウスメーカーのように一目見てどこのハウスメーカーのものなのかが分かる住宅も多いですが、このような大量生産とは異なる一品生産の家造りを行うことができます。地域での評判を大切にするため、施工はもちろん引き渡し後のメンテナンスにおいても重要視しています。こだわりや個性が活かされた家造りができるのですが、一つ一つの打ち合わせを重視するため設計から完成するまで時間がかかることが多いです。

金額においては、広告宣伝費などがかからないため同じ仕様の家ならハウスメーカーよりも安くつくることができるでしょう。しかし、世間一般的に会社規模が小さいため不安視されることも多いですし、洗練されたデザインや提案力に欠けていると感じる人も多いのです。まずは特徴を知り、自分達にはどちらが合っているかを見極めることから始めてみましょう。

パートナーを思いやる区別収納

2人暮らしでは、相手を思いやる優しさを暮らしにプラスすることが円満の秘訣です。協力して居心地が良い家を作りましょう。

★相手の癖を踏まえた収納
それぞれの好みや特性に合わせた収納にし、同じ管理方法にする必要はありません。例えば下駄箱では、パートナーが面倒くさがりだったら靴箱に入れず、下駄箱の扉を開ける、靴を出し入れする、扉を閉める、の3ステップにし、右利きなら右側に場所を用意しましょう。洗面所で出しっぱなしなら、戻しやすいようにします。フックに引っ掛けるのが面倒なら、引き出しに最低限のものだけ入れます。

★相手の行動を踏まえた収納
いたるところにポイ置きするパートナーには、一時置きボックスのような投げ込みカゴを用意すれば、片付けのハードルが低くなります。パートナーの行動をじっくり観察し、自分との違う動きを踏まえたうえで収納を考えると、パートナーにとってはやりやすく、自分にとっても負担の少ない収納法になります。

★相手が1人でもできる収納
残業で遅くなりそう、週末に友達とランチしたい、などというとき、家が気になる事があります。パートナーがこのくらい知っているはずと思っても、実は物の場所が分かっていない事があるのです。自分が便利から、パートナーも便利に、ちょっと工夫をすると、お互いストレスが減ります。ラベリングをし、物の定位置を決めましょう。その際、2人で相談して場所を決めれば、維持しやすくなります。

★手伝って欲しいときの思いやり収納
分かりやすく使いやすい収納は、頼みやすく頼まれたほうもやりやすいのです。例えばお風呂掃除なら、お風呂に近く、一番使いやすい場所に風呂掃除セットを置きます。

コミュニケーションを大事にできる家

我が家は、住宅で過ごす時間は家族のコミュニケーションを大事にできるような空間造りを心がけました。そこでまず取り入れたのが、人気のリビング階段です。今までは玄関からより近い場所に階段が設けられていました。そのため子どもが帰宅して直接二階の自室へ行くことができました。結果、親は子どもが帰宅していることに気付かなかったり、気づけば外出していたりと家族のすれ違いもあったことと思います。

しかし、リビング階段にすることでこのような状況を避けられます。子どもが帰宅すると家族が集まるリビングを必ず通らなければ二階には行けません。リビングで家族が顔を合わせる機会が自然と作られ、会話も生まれやすくなるのです。会話がなくても親は子どもの表情を伺うことができるためちょっとした変化にも気づいてあげやすくなるのです。リビング階段は子どもの犯罪率を下げているというデータもあるほどです。それだけ家族のコミュニケーションは、子どもの成長にとって大事なことと言えるのです。

そして、リビングの一部を吹き抜けにしました。階段を上がった先にはこのリビングに面してファミリースペースを設けています。子どもが遊ぶスペースとして利用できますし、カウンター造り付けているのでスタディコーナーや書斎スペースとしても利用できるのです。一階と二階で家族がそれぞれ別々の空間で過ごしていても吹き抜けを通して互いの気配を身近に感じることができ、気になる時は吹き抜けに向かって声をかければ一階と二階で会話もしやすいのです。

ファミリースペースは、夜家族みんなで過ごすこともあります。一階のリビングだけでなく二階にも家族で集えるスペースがあることでコミュニケーションも弾みます。家で孤立する場所がなく、コミュニケーションを深められるスペースがあることで家族の繋がりをより大事にできるのです。

家族団欒のLDK

住まいを新築する時、設計の段階で、動線を考えながら、間取りを決めていき、快適に生活するために電気配線、ガスや水道の配管を考えていきます。ガスや水道の配管については、水回りのことですし、専門家に一任することが多いのですが、電気配線というのは、もちろん、共通した部分はありますが、生活に密着したものですから、各家庭それぞれ、異なる部分もあります。

例えば、リビングスペースにしても、照明やテレビなどの配線は共通なのですが、音楽や映像を楽しむ家庭とそうでない家庭では、電気配線もコンセントの位置も違ってきます。自分たちがどのような生活をしていきたいかを考えて、電気配線を考えていかないと、不便なことになってしまいます。

私の友人が住まいを新築したのは、結婚2年後でした。結婚、妊娠、出産と大きなライフイベントを経験しながら、ご主人の実家の敷地内に新居を構えることになりました。そのため、何もかもがあわただしく、夫婦2人で、どんな生活をしていきたいかも、わかっていたつもりで、改めて、ゆっくり話す時間はありませんでした。

家族が集まり、団欒しやすいように、LDKはワンフロアにしました。
ご主人は、独身時代、ワンルームマンションで暮らしていましたが、手狭だったので、お気に入りのAV機器を今まで実家に預けていました。それらを新居のリビングスペースに置き、日々の生活の中で、音楽を楽しみたいと思っていました。それはそれで、彼女も反対ではなかったのですが、互いにそんなことを話したこともなかったし、設計の段階で、担当者と話すこともありませんでした。

住まいは、一生ものですから、生活設計をした上で、住まいの設計もした方が良いと思いました。もっと具体的に話をしておけば、収納や電気配線についても、いろいろ工夫して、より快適なリビングスペースになったと思いました。

小上がりの和室

我が家に設けた和室は小上がりの和室です。和室を小上がりにしたのは、和室がリビングと隣接しているからです。我が家のように一体化したLDKに和室を隣接する間取りは最近多く取り入れられています。以前のように玄関近くに独立型の和室を設ける間取りは数を少なくしつつあります。

我が家は小上がりにしたのは、洋風のデザインのLDKと畳の和の空間が違和感なく隣接するようにするためです。異空間が繋がっていても高低差を付けることで違和感を感じさせないのです。また、小上がりにしたことで畳下にデッドスペースが生まれます。このデッドスペースを有効利用して収納スペースを設けるのです。LDKに隣接した和室なので、リビングで必要なものも和室で必要なものもいろいろなものをこの畳下の収納できるのです。

また小上がりにしたことで、ちょっとした休憩場所としても費用に有効的なのです。家事の合間に休憩しようと思っても、リビングのソファは家族が占領していることが多いです。床に座り込んでしまうと、立ち上がるのが面倒で家事への取り掛かりも後回しになりがちなのです。腰を下ろすのにちょうどいい高さにしたのです。そのままゴロンと身体を横に倒して休憩することもできますし、ゆったり休憩した後も高さがあることでサッと立ち上がることができます。小上がりの和室には魅力が詰まっているのでお勧めです。

ママのためのワークスペース

最近では、ママのためのワークスペースを確保する家庭が増えてきました。ママの行う家事は立って行うことばかりではありません。家計簿をつけたり、子どもの学校のスケジュールを確認したり、ボタンの付け替えで裁縫をしたり、座って行う家事も意外と多いのです。座っておこなう家事をより行いやすい環境を整えるにはしっかりワークスペースを設けておくといいのです。ここでは座って家事を行うだけでなく、家事の合間の休憩場所として過ごすこともできます。

私はパソコンをよく使用します。パソコンで夕飯のレシピ検索をしたり、趣味のネットショッピングをしたりパソコンを使う時間も多いので、ワークスペースを設けました。ダイニングの窓際に設けたワークスペースは、横幅があるので親子で並んで作業をすることもできます。カウンターの上にはコンセントも確保しました。携帯やパソコンの充電に最適です。窓際ということで自然の明るさを採りこみながら明るい環境で作業を行えます。カウンターの下部にはオープン棚を設けています。書類を管理していたり、パソコン関連用品を収納しています。

自分だけの居場所を設けたことで、家事の合間にここでお茶をしたり、机で行う家事がより円滑に行えるようになったのです。今まではダイニングテーブルでこれらの作業を行っており、食事の度に片付けなくてはいけませんでしたし、食事をするスペースと作業スペースが同じというのも抵抗を感じていました。しっかりとママのためのワークスペースを設けることで、ママの家事への原動力を高めることにも繋がるのでぜひ設けた方がいいと思います。

予算内で最高の住まいを

住宅購入は人生最大の買い物です。そのため“どうせなら良い物を!”とついつい無理をしてしまうことも多いです。その結果、予算をかなりオーバーしてしまったという失敗談を耳にします。予算をオーバーしてしまうとその後の住宅ローンに重くのしかかってきます。住まいの快適性を味わうよりも、住宅ローンに追われた生活になってしまうのでは意味がありません。限られた予算内で最高の住まいが完成するようにしましょう。

我が家は、無垢材や漆喰など割高な素材を取り入れました。このように金額がかさむプランを取り入れた時には、節約するポイントも一緒に提案してくれる業者のアドバイスがあったおかげで、最高の素材を取り入れ、期待以上の住宅を完成させることができました。重視する空間にはとことんこだわり、節約できる空間は徹底的に節約するという風に予算配分をしっかり行うことも大切だと思います。住宅に無知な我々夫婦ではどこをどのようにしていいのか分からなかったのですが、業者のアドバイスやリードがあったおかげで住宅ローンに追われる生活を間逃れることができたのです。

私の友人には、割安で手に入れることができるアウトレット建材を取り入れた人もいます。アウトレット建材とは、メーカーで在庫になってしまった商品や、商品の移送中に小さなキズがついた商品、展示場やショールームの展示品のことを指します。まだまだ使える商品をかなり割安で購入できるためお得な買い物となります。予算もかなり抑えられるため、こだわりたい部分に予算を回すことも可能なのです。家造りは予算内で期待以上の住宅を手に入れることができるようにすると一番いいのかもしれませんね。

間取り

家造りを進める上でまず最初に行うことが、間取りを決めることです。この間取り決めこそが住宅の暮らしやすさに大きく関わってくるのです。それだけに生活をイメージしながら、どこに何が配置されているといいかをしっかりと考えましょう。動線を意識することが大事です。この動線には、生活動線と家事動線があります。そのどちらの動線にも配慮された住宅こそが、家族みんなが不満の少ない快適性の高い家となるとだと思います。

専業主婦である私は、主に家事動線に注目しました。主婦にとって家事は切っても切れないものだけに、いかに不満を抱えることなくスムーズに効率良く行えるかということを意識して間取りを決めておきたいものです。そこでまず家事の中心的な空間となるキッチンからの動線が大事です。キッチンで家事をしながら、洗面室で別の家事を行う機会はよくあります。それだけに一日何度もキッチンと洗面室の動線を行き来します。これらはできるだけ動線を短く、移動もしやすいようにしておくことにしました。キッチンの真横に洗面室を設けたのです。そうすれば動線は短いですし、横移動で移動のしやすさも高まります。

そして、洗面室から洗濯物干し場への動線も大事です。洗濯も毎日行う家事の一つです。洗濯を終えた洗濯物は水を含み、重くなります。重くなった洗濯物を運んで洗濯物干し場まで行かなくてはいけないので動線は短くしておきたいものです。洗濯機のあるフロアに洗濯物干し場があるといいと言われています。このように動線に配慮するだけで暮らしやすさは変わってくるだけに、しっかり意識して家族みんなにとって最高の家にしましょう。

中庭のある家

私が実家は中庭のある家です。私はそこで暮らしていたので中庭のメリットと感じる部分とデメリットと感じる部分どちらも知っています。一番のメリットは、外から見えにくいのでプライバシーを保ったプライベート空間の庭を手に入れられることです。中庭でない庭だと通行人の視線が気になったり、近隣住民の視線が気になりなかなかプライベートな庭を得られないのです。

夏場に子ども達をプールで遊ばせたり、友人や親戚を集めてバーベキューをする場合にも気兼ねなく行えるというのが中庭の大きな魅力なのです。北側など光の入りにくい部屋でも、中庭を通して自然の光を取り入れ安くなります。また窓からの通気もしやすくなるのです。家族が別々の空間で過ごしていても、中庭を眺めることで同じ景色を楽しみ、家族で共通の話題があるというのも家族の繋がりを感じられるのでいいのではないでしょうか。

明るい空間、風通しなど快適な住空間を作りだすには欠かせないものであるだけにそれらがしっかりと確保できる中庭のある家は快適性も高いのです。デメリットは、居住スペースが減ってしまうということです。中庭を優先することで室内が一室減ってしまうというケースや、一部屋あたりの広さや少し狭くなってしまうということがあります。

また窓ガラスが多くなることで、光熱費が上がってしまう可能性もあります。断熱性や気密性の高い窓にする必要があると思います。窓を大きく取ろうとすることで、構造上の強度が必要になる場合もありコストが上がってしまう可能性があるのです。中庭のメリットデメリットを知り取り入れるかどうかを決めましょう。

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