捨てられない物を捨てる

物を捨てようと思っても、捨てるのはもったいないと思うことや、捨ててはいけないという教育などによって、中々捨てられません。しかし、物は人間が便利に使うために作られるので、物を大切にすることはきちんと使ってあげることです。いつまでも使わずにしまっておくということは、大切にしているとはいえないのです。処分する事も含めて、誰かに譲る、リサイクルすることは、モノが生まれ変わって誰かに使われることなので、モノを粗末に扱っていることにはなりません。今まで役に立ってくれてありがとう、活用できなくてごめんね、などと言って、旅立たせてあげましょう。

贈り物の役割は、感謝やお祝いの気持ちを表すことです。贈られた時点で気持ちが伝われば、贈りモノの役割は終わっているのです。頂いた物は他人が選んだ物なので、好みに合い、必要ということはあまり有りません。自分の趣味に合わない物、使わない物は、別の役割を果たせるように旅立たせてあげましょう。

もったいないと思うのは、お金を損してしまうと思うからでしょうか。物を売れば多少の金銭的メリットがありますが、使っていないものを長期保存していても、金銭的なメリットはありません。本当にもったいないのは、物を使わないことです。スッキリした空間で暮らしたいなら、迷わず捨てましょう。空いたスペースには、必ず役に立つような物や情報が入ってくるようになっているのです。

整理するということは、物を手放すということです。整理するときは、脳内ショッピングをしてみましょう。同じ物をもう一度買うかどうかと考えてみると、以外とあっさり手放せるものです。

小上がりの和室

最近では一体感のあるLDKに隣接する形で和室が設けられることが多いです。和室まで一体感を得ることで廊下が必要なくなり、空間を広々と確保でき、有効活用しやすくなります。

また、建具を設けていても普段は開けっ放しにしておくことで和室にまで目線が繋がり、広さや開放感が得られます。明るさを通しやすく、風の流れも得られ快適性の高い一階フロアとなるのです。空間の繋がりを大事にするのもいいのですが、気をつけたいのが空間のメリハリです。空間のメリハリが損なわれてしまうと居心地の良さが低減してしまいます。

そこで建具で区切らなくても空間のメリハリが生まれるように、和室に高さを設けて小上がりにすることで空間に立体感が生まれ、メリハリが得られるのです。中途半端な段差はかえって足をつまづきやすくしてしまうので、腰掛にちょうどいい高さを設けておくといいでしょう。リビングで過ごす家族と同じ時間や空間を共有でき、家事の合間のちょっとした休憩スペースとしても最適です。

高さを設けることで畳下に生まれるデッドスペースを収納スペースとして利用させるのです。引き出し式であれば奥にしまった物でも把握しやすく、出し入れもしやすいのです。和室での風情を高めたいのであれば、和室の高さを活かし中央部分を掘り込み、冬は掘りコタツとして利用できるようにするのです。ここで冬はお鍋を囲み家族で食事をするのもいいでしょう。足腰の弱ってきた高齢者も過ごし慣れた和の空間で足をゆったりと伸ばして休憩できたり、食事ができると居心地の良さを実感できます。和室の配置や活用法で住まいの印象も大きく変わってくるのです。

建売住宅について

建売住宅の最大の魅力は価格の安さではないでしょうか。建売住宅は、規格化された住宅が多いため、建築コストを安く抑えることができますし、開発地などが多いため土地代金も安く設定されているのです。同じ条件の土地に注文住宅を建てると、土地の仲介手数料など余計な費用がかかるため2~3割のコストアップとなるのです。私の周りの建売住宅を購入した友人達は、口を揃えて価格の安さが購入の決め手となったと話していました。

そして、実際の間取り、設備、仕様、デザインなどをそのまま確認できるという点も安心できます。住宅をイメージしやすいですし、家具のサイズや収納量を把握できるのも嬉しい点です。確認できるのはこれだけでなく、日当たり状況や外からの騒音なども実際に体験できるためこれも住宅購入の大きな判断材料となるのです。

また、土地を探す手間を省くことができます。注文住宅で家を建てる場合、まず土地探しから始まります。なかなか自分達に合った土地が見つからず家造りが一向に前に進められないと嘆いている友人も多いです。経済不況も重なり、土地を手放そうと考える人も少ないため土地探しは意外と時間がかかってしまうのです。建売住宅が多い分譲団地では、その分譲地全体が1つの街のように、学校や病院、銀行にスーパーなどが生活する上で欠かせないものがしっかりと揃った環境も増えています。

土地を探す手間が省けるだけでなく、環境が整っているので暮らしやすさを実感できるのです。住宅を購入する際、建売住宅と注文住宅をしっかりと比較して自分達に合う方を選択しましょう。

ファミリークローゼット

子ども達がまだ小さいということもあり、家族みんなの衣類を私が管理しています。たたんだ洗濯物をクローゼットにしまうという作業が家事の中で一番面倒と感じていました。それは下着、夫婦の衣類、子ども達の衣類とそれぞれ別々のクローゼットに管理しており、しまうという作業を行うだけで住宅内を行ったり来たりして動線が長く、無駄な動きが多いことでつい後回しにしがちでした。

この家事への不満を解消するために新居には、生活の中心である一階に家族みんなの衣類を一か所で管理できるファミリークローゼットを設けました。身支度を行ったり、脱衣室としても利用する洗面室の横にこのファミリークローゼットを設けました。ファミリークローゼットと洗面室がスムーズに移動できるように動線を確保しました。たたんだ洗濯物をしまう際にここ一か所で全てをしまうことができるため無駄な動きを省け、家事の効率が高まっています。

また、入浴の事前準備においても隣に下着やタオル、パジャマが揃っているためスムーズに行えて助かっています。私の家事への不満を解消できるだけでなく、家族みんなにとって着替えがしやすくなりました。洗面室で身支度を行い、隣で衣類を着替え、洗濯物はその場の洗濯カゴに入れておけばいいので効率よく身支度が進められることで外出がスムーズに行えるのです。生活の中心である一階に設けたことで、まだ小さな子ども達でも自分で服を取り出し、着替えを行い、洗濯物は鍵に入れるという習慣が身に付いてきています。兄弟姉妹で衣類の共有もしやすくなり便利なクローゼットとなっています。

収納家具

部屋が狭いとか収納が少ないといったハンデがあっても、室内を広々と使うことができます、収納内の空間を仕切って、片付く部屋づくりをする方法です。

戸棚の中に置けるスペースを増やす
戸棚の中をじっくり観察してみると、使い切れずに中途半端なスペースが残っている事があります。入ると思って物を直接積み上げると、たくさんしまうことはできても、出し入れが不便になります。しかし、物を置けるように縦の空間を仕切ると、2倍3倍に収納量を増やすことができます。手軽に増やすには、突っ張りタイプの棚や、置くだけでいいコの字型ラックが良いです。食器や鍋など重たい物を載せる場合は、耐荷重をチェックして頑丈な突っ張り棚を選びましょう。キッチンの流しや洗面台下のキャビネットのように、内部に配水管がある場合でも、工具なしで組み立てられる専用のラックがあります。

収納にピッタリサイズのカゴを使う
ファイルキャビネットのように、規格化されたものが並ぶ収納では、スペースを無駄なく使うことができます。しかし家庭では、おもちゃや電球の予備など、種類も形も大きさも違うものを、同じ戸棚にしまうことがよくあります。収納スペースにピッタリなサイズのカゴを見つけましょう。横に並べたり上に積んだりなど組み合わせて、スペースを無駄なく使うことができます。

L字型ウォークインの角の使い方
角を無駄なく使いたいとピッタリにしまうと、取り出すとき手前にある物を出さなければなりません。改善するとしたら、高い場所ではボックスを並べて、箱ごと出し入れできるようにします。下段でもボックスや棚を置くことで、奥まで使えますが、角に置くのは季節外れの物や、使う頻度が低い物に限定します。

空間のゾーニング

最近では廊下がデッドスペースとして考えられるようになってきています。廊下を設けることで空間が細分化されます。しかし、最近では間仕切りなどで閉じられた空間ではなく、できるだけ奥に視線が繋がるように横の繋がりや縦の繋がりを大事にした空間造りが取り入られています。視線が繋がることで広さや開放感がプラスされますし、採光や採風の確保ができ室内の快適性を高めることができるのです。

しかし、壁が全くなくなってしまうと空間が間延びしてメリハリが損なわれてしまいます。そこで視線を抜けさせつつも間仕切りの役目を果たしてくれるような壁を上手に取り入れ、空間を緩やかにゾーニングするのです。ゾーニングすることで各空間の居心地の良さが高まるのです。

例えば、住まいの中心であるLDKを広々とワンルームのような空間にします。家事・調理・くつろぎなど機能別にアーチ状の垂れ壁でゾーニングを行うのです。垂れ壁が室内に優しい雰囲気を与えてくれ、壁で完全に区切ってしまうよりも、圧迫感を与えず空間の繋がりを大事にできます。腰壁や垂れ壁でゾーニングをするのもいいですし、木の格子を取り入れるのもいいでしょう。

我が家はダイニングとリビングの境に木の格子を設けました。この木がLDKのアクセントにもなっていますし、食事をしている人の目線とリビングでくつろいでいる人の目線を緩やかさに遮ることができるのです。気になる視線を遮ることができながらも、明るさはしっかりと通すため閉鎖的な印象になることもないのです。空間の繋がりを大事にするとともに空間のゾーニングを行い、各スペースの居心地の良さを高めたいものです。

アンカーボルトが耐震性を左右する

住宅の基礎部分と土台をつなぐのがアンカーボルトと呼ばれる金物です。
このアンカーボルトはとても重要なパーツで、所定の位置にきちんと付けられなかったり、基礎の中央からずれたりするだけで、土台と基礎との連結が不十分になるだけでなく、耐震性に問題が生じます。

アンカーボルトの位置は、建物隅部分、土台の継ぎ手部、筋交いや構造用合板をつける柱の両側を目安に、その他は2メートル間隔で取りつけなければなりません。
基礎伏図の中に、きちんとアンカーボルトの位置が記載されていないことが、トラブルの原因ともなります。
中身の薄い図面は、アンカーボルトを示す時に目印程度の小さい点を用いるということも少なくありません。

また、基礎伏図そのものが存在しないという場合もあります。その際の施工は、現場の作業員によって全て適当に行っていることになります。
あらかじめアンカーボルトを鉄筋に固定しないで、コンクリートを流し込んだ後で埋め込む施工方法を行うと、高さや位置のずれが生じやすくなります。
ずれが生じやすい状態を「手植え」「田植え」などと言ったりしますが、この状況は避けねばなりません。
もし、コンクリートを流し込んだ後でアンカーボルトの位置ずれや不足が分かったら、接着系アンカーというものを用いて補強することができます。

実際には使用せずに固定できるのが理想的ですが、このような補助用具やアンカーボルトの固定位置を知っておくだけで、現場を訪れた時もスムーズにチェックが出来ます。

ハウスメーカーVS工務店

家造りを始めるにはまず依頼する業者を選ばなければなりません。大手ハウスメーカーから地域に密着した工務店まで併せると数多くの業者が存在します。その中で自分達に合った一社を選び出すというのは容易なことではありません。まずはそれぞれの特徴を知ることから始めてみるといいでしょう。

ハウスメーカーは、会社としての規模が大きく、社会的ブランド力を持っています。カタログやモデルハウスなど家造りのイメージを湧かせるための材料が豊富に揃っています。工場生産で出来上がった部品が基準となるため、寸法などの変更がしにくく設計の自由度が限られてしまうこともあります。しかし、モデルケースを多数持っているため、その中からプランを選ぶことができ、部材も工場生産のため早く、施工もマニュアルに従うため時間がかかりません。金額は、広告宣伝費やモデルハウス維持管理費などさまざまな経費が建築費に上乗せされてしまうので、価格がどうしても高めになってしまうのです。

工務店の特徴は、ハウスメーカーのように一目見てどこのハウスメーカーのものなのかが分かる住宅も多いですが、このような大量生産とは異なる一品生産の家造りを行うことができます。地域での評判を大切にするため、施工はもちろん引き渡し後のメンテナンスにおいても重要視しています。こだわりや個性が活かされた家造りができるのですが、一つ一つの打ち合わせを重視するため設計から完成するまで時間がかかることが多いです。

金額においては、広告宣伝費などがかからないため同じ仕様の家ならハウスメーカーよりも安くつくることができるでしょう。しかし、世間一般的に会社規模が小さいため不安視されることも多いですし、洗練されたデザインや提案力に欠けていると感じる人も多いのです。まずは特徴を知り、自分達にはどちらが合っているかを見極めることから始めてみましょう。

パートナーを思いやる区別収納

2人暮らしでは、相手を思いやる優しさを暮らしにプラスすることが円満の秘訣です。協力して居心地が良い家を作りましょう。

★相手の癖を踏まえた収納
それぞれの好みや特性に合わせた収納にし、同じ管理方法にする必要はありません。例えば下駄箱では、パートナーが面倒くさがりだったら靴箱に入れず、下駄箱の扉を開ける、靴を出し入れする、扉を閉める、の3ステップにし、右利きなら右側に場所を用意しましょう。洗面所で出しっぱなしなら、戻しやすいようにします。フックに引っ掛けるのが面倒なら、引き出しに最低限のものだけ入れます。

★相手の行動を踏まえた収納
いたるところにポイ置きするパートナーには、一時置きボックスのような投げ込みカゴを用意すれば、片付けのハードルが低くなります。パートナーの行動をじっくり観察し、自分との違う動きを踏まえたうえで収納を考えると、パートナーにとってはやりやすく、自分にとっても負担の少ない収納法になります。

★相手が1人でもできる収納
残業で遅くなりそう、週末に友達とランチしたい、などというとき、家が気になる事があります。パートナーがこのくらい知っているはずと思っても、実は物の場所が分かっていない事があるのです。自分が便利から、パートナーも便利に、ちょっと工夫をすると、お互いストレスが減ります。ラベリングをし、物の定位置を決めましょう。その際、2人で相談して場所を決めれば、維持しやすくなります。

★手伝って欲しいときの思いやり収納
分かりやすく使いやすい収納は、頼みやすく頼まれたほうもやりやすいのです。例えばお風呂掃除なら、お風呂に近く、一番使いやすい場所に風呂掃除セットを置きます。

コミュニケーションを大事にできる家

我が家は、住宅で過ごす時間は家族のコミュニケーションを大事にできるような空間造りを心がけました。そこでまず取り入れたのが、人気のリビング階段です。今までは玄関からより近い場所に階段が設けられていました。そのため子どもが帰宅して直接二階の自室へ行くことができました。結果、親は子どもが帰宅していることに気付かなかったり、気づけば外出していたりと家族のすれ違いもあったことと思います。

しかし、リビング階段にすることでこのような状況を避けられます。子どもが帰宅すると家族が集まるリビングを必ず通らなければ二階には行けません。リビングで家族が顔を合わせる機会が自然と作られ、会話も生まれやすくなるのです。会話がなくても親は子どもの表情を伺うことができるためちょっとした変化にも気づいてあげやすくなるのです。リビング階段は子どもの犯罪率を下げているというデータもあるほどです。それだけ家族のコミュニケーションは、子どもの成長にとって大事なことと言えるのです。

そして、リビングの一部を吹き抜けにしました。階段を上がった先にはこのリビングに面してファミリースペースを設けています。子どもが遊ぶスペースとして利用できますし、カウンター造り付けているのでスタディコーナーや書斎スペースとしても利用できるのです。一階と二階で家族がそれぞれ別々の空間で過ごしていても吹き抜けを通して互いの気配を身近に感じることができ、気になる時は吹き抜けに向かって声をかければ一階と二階で会話もしやすいのです。

ファミリースペースは、夜家族みんなで過ごすこともあります。一階のリビングだけでなく二階にも家族で集えるスペースがあることでコミュニケーションも弾みます。家で孤立する場所がなく、コミュニケーションを深められるスペースがあることで家族の繋がりをより大事にできるのです。

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